2022.03.04 【業務用無線特集】アルインコBT搭載製品を投入
昨年12月に発売した「DR-DPM61」
各シリーズの品揃え拡充
アルインコは、ワイヤレス機能を搭載した製品を投入している。携帯型デジタルトランシーバー登録局「DJ-DPS71」や車載型デジタル簡易無線・登録局「DR-DPM61」はいずれもBluetooth(BT)に対応。BTに対応したスピーカーマイクなどアクセサリーも発売している。
2020年10月に発売したDJ-DPS71は17年に発売していたハンディートランシーバー「DJ-DPS70」にBT機能を搭載したモデル。シリーズとして機種を拡大した。出力は5W、2W、1Wの切り替え式。独自の49万1505通りもの秘話キーで高度な秘話通信も可能。IP68の耐じん防水ボディーで、水分や汚れを防ぎ、屋外でも使用できる。工場現場やサービス業、イベント向け、ビルサービス向け、BCP対策などでニーズが高まっている。
DR-DPM61は昨年12月に発売。ロングセラー商品「DR-DPM60」のBT搭載機種。同シリーズもラインアップを充実させた形。操作パネルはフロントセパレーション方式を採用。本体はコンソールに設置が簡単。電源周りは12V/24V対応とACCラインに連動させる自動電源オンオフを採用。消防車など業務用車両や船舶での使い勝手を向上させた。
これらの機器はBT対応のワイヤレスイヤホンマイク「EME-80BMA」とワイヤレススピーカーマイク「EMS-87B」と連携。スピーカーマイクはIP67相当の防じん・防水機能を採用。ワイヤレスニーズに対応したアクセサリーも順次発売している。
同社製品はコロナ禍でもワイヤレスニーズに対応し、一定の需要を獲得している。今後も、機器にBT機能を搭載するなどして、関連ニーズに対応する商品の開発に注力する方針だ。