2022.03.09 【産業用ロボット特集】品川商工顧客ニーズをトータルカバー、信頼・実績のある製品提供

ロボット向け製品

 品川商工(東京都品川区)は、配線や基板周りで使用するワイヤリングアクセサリーの専門メーカーとして創立64年目に入っている。創業当時から電気・電子機器分野を中心とした配線資材、基板周りのパーツ開発に積極的に取り組み、顧客ニーズに対応してきた。ロボット産業、関連電装品向けとして基板固定具、各種カバー、配線保護材など信頼性と実績ある製品を取りそろえ、製品提案に力を入れている。

 サーキットボード・スペーサーは、ねじに代わりシャシーと基板間隔を一定の高さに固定するナイロン製スペーサー。使用用途に応じて豊富なラインアップをそろえている。「RSPLS-Uシリーズ」は取り付け作業性にこだわった製品で、シャシー裏側突出量が1.7ミリメートル以下と小さいことが特長。

 コンデンサーカバーは、各種コンデンサーの本体、リード線の保護、絶縁用の軟質塩ビ製カバー。コンデンサー形状に合わせ丸型、角型、筒型があり、サイズも豊富。UL224規格・CSA規格認定製品として高い信頼性がある。

 SFチューブは、PETモノフィラメントを編組した配線保護チューブ。編組構造のため軽量で熱や湿気を逃がし、屈曲性、弾力性、伸縮性に優れることから可動部分のケーブル保護に最適。標準品と難燃品(UL1441規格認定品・燃焼定格VW-1)があり、それぞれ6サイズを取りそろえる。

 ネットプロテクターSSは、自動車、自動二輪車用途に開発された保護チューブで優れた耐摩耗性を持ち、各種パイプやホースなどを摩擦から保護する。SFチューブ同様の編組構造のため、屈曲性などに優れる特長はそのままに、耐摩耗性により、ロボット各部の可動部や摺動部のケーブル保護に有効として近年実績を伸ばしている。長尺品のほか、指定長さに仕上げるニーズにも対応する。カット仕上げ品は独自技術による挿入部を実現している(世界各国で知財権取得済み)。いずれもRoHS指令(10物質)対応品。