熱交換器に特殊コーティング

最大3リットルの結露水で洗い流す

　コロナは、1時間当たり最大約3リットルの結露水で室内機の熱交換器に付着した汚れを洗い流せるルームエアコン「ReLaLa（リララ）」Zシリーズを訴求していく。

　Zシリーズは、熱交換器（アルミフィン）に汚れが落ちやすい特殊コーティング「クリアフィンコート」を採用している。そこに最大約3リットルの結露水を発生させ、約60分から90分かけて洗い流す「アクアドロップ洗浄」を搭載している。洗い流した後は温風で約40分かけて乾燥させ、清潔性を維持する仕組みだ。

　運転の積算時間が約25時間を超えると、運転停止時にフィルター掃除を自動で行う。フィルターに付着したほこりは着脱可能なダストボックスに回収されるため、エアコン底面からワンタッチで取り外し、簡単に捨てることができる。

　スマートフォンアプリケーション「コロナ快適ホームアプリ」で、エアコンの運転・停止などの遠隔操作ができるほか、遠隔地のエアコンに接続すれば使用状況を確認可能。離れて暮らす家族の生活を見守ることもできる。取扱説明書のダウンロードやウェブ修理受け付けなどの機能も備える。

　また、ウインドエアコンの2022年モデルは、従来モデルに採用していたR410AからR32に冷媒を切り替えた。R32はオゾン層破壊係数がゼロ、地球温暖化係数がR410Aの約3分の1と環境負荷が少ない冷媒だ。セパレートタイプでは一般化しているが、ウインドエアコンでの採用は業界初という。

　ほかにも暖房能力の高いWシリーズや基本性能を重視したNシリーズ、冷房専用シリーズをラインアップ。幅広い製品群で需要の獲得を目指している。