2022.03.15 【電波時評】急成長する中国産業用ロボットの価格破壊を懸念

 産業用ロボット市場が拡大している。少子高齢化による労働人口減少や、若者の製造業離れを背景に生産自動化による省人化目的の産業用ロボット導入機運が高まっている。

 日本ロボット工業会の2021年産業用ロボット統計によると、年間出荷台数23万8085台(前年比33.0%増)、うち輸出は19万7766台(同36.7%増)と増大。日本の最大輸出相手国は中国で中国市場の40%を占めてきた。しかし、中国は「中国製造2025」においてロボット...  (つづく)