2022.03.25 【関西エレクトロニクス産業特集】TOAネットワーク統合型緊急放送システム開発

大阪・関西万博 開催支援EXPOで初公開したネットワーク統合型緊急放送システム

 TOAは、2025年の大阪・関西万博に向けて「ネットワーク統合型緊急放送システム」を開発、3月15、16の2日間、インテックス大阪で開催された「大阪・関西万博 開催支援EXPO」の同社ブースで初公開した。

 提案コンセプトは「いのちを救うために 必要な人へ、必要な情報を、必要なタイミングで 必要な音で伝えます」。パビリオンやイベント会場などの各施設の放送設備、機器からそれぞれの目的で数多くの各種放送が行われる中、必要な人や場所へ、適切なタイミングで伝える手段を備えた、主たる管理施設で放送を統合管理するネットワーク緊急放送システムの提案だ。

 スマートPAプラットフォームを介して同社製、他社製の各種放送設備、機器とつなぎ▽現地に行かなくても点在する放送設備の状態が分かる▽会場内の放送を統合コントロールして確実に伝える▽平時も有事もワンオペレーションで、安全な場所から遠隔で確実に操作できる。万博アプリと連携し各言語、国の選択も可能にする。

 国内の約半数の施設で同社の放送設備が利用され、大阪万博EXPO70、愛知万博、上海国際博覧会で施設に合わせた放送設備、機器を納入してきた実績もPRしていく。