2022.04.04 電機各社トップの新入社員への訓示(順不同)電子デバイス・材料③
成果にこだわる
昭和電工・髙橋秀仁社長 昭和電工と昭和電工マテリアルズは2023年1月に一つになり統合新会社が誕生する。当社は今後、グローバルで世界と戦っていくために人材の育成に注力する。新入社員の皆さんには、当社グループが大切にする四つのバリュー「プロフェッショナルとしての成果へのこだわり」「枠を超えるオープンマインド」「機敏さと柔軟性」「未来への先見性と高い倫理観」を強く意識して行動し、統合新会社の文化醸成に貢献してもらいたい。
コンプラが大事
日本ガイシ・小林茂社長 コロナ禍で大変な思いをしながら学生生活を送ってきた皆さんに伝えたいことは三つある。一つ目は、コンプライアンスが一番大事だと覚えてほしい。二つ目は、変化する世界情勢に興味を持ってほしい。40年ぶりの物価高、ロシアのウクライナ侵攻は、必ず会社に影響を与える。三つ目は、挑戦をする心を忘れず、失敗することを恐れないでほしい。
挑戦は競争力の源泉
三井化学・橋本修社長 私たちを取り巻く環境はグローバルレベルで刻々と変化し、世界は歴史的な転換点。あらゆる産業のデジタル化や気候変動、循環経済への取り組みといった新潮流が世界同時進行で出現している。社会課題解決への貢献と成長実現へポートフォリオ変革を加速する。皆さんには、安全は全てに優先することや、自主・自律・協働、挑戦による学び(成功・失敗)は競争力の源泉ということを伝えたい。
感性や知見生かす
日清紡ホールディングス・村上雅洋社長 「環境・エネルギーカンパニーグループとして超スマート社会を実現する」が事業方針。環境破壊にブレーキをかけ、防災・減災ソリューションを提供し、モビリティーの劇的変化に対応し、地球と人々の暮らしを守る。こうした事業をスピード重視で展開する。皆さんのダイバーシティーの感性やデジタルの知見は、先輩を上回るかもしれない。ぜひ生かしてほしい。
勇気もち大海原へ
たけびし・小倉勇社長 先が見えないことに先頭に立って飛び込むのは非常に勇気がいる。これから3年後、5年後、10年後には必ず新しいことにチャレンジするチャンスが巡ってくる。その時に自らが先頭に立ち、勇気を持って新たな一歩を踏み出してほしい。自らがファーストペンギンとなり、勇気を持って大海原へ飛び込んでほしい。
未来切り開く力
大同特殊鋼・石黒武社長 今後私たちに求められるのは、コロナ禍が明けた世界を見据え、行動していく「未来を切り拓く力」である。当社は、2050年でのカーボンニュートラル化をめざしている。皆さんには、柔軟な発想でチャレンジし、自身の手で「未来を切り拓いていく」ことを期待する。