2022.04.08 ESG強化、三井化学はウェブ説明会ロシア石炭不使用へ

立ち上げた新ブランドのサイト

 三井化学は8日、ESG(環境・社会・企業統治)に関する記者向け説明会を、オンラインで開いた。同社としては初の試み。先にまとめた中計などに盛り込んでいるESGの取り組みを詳細に説明するのが目的で、環境関連の新ブランド立ち上げや、製品を通じての脱炭素貢献量の試算などを発表した。各企業ともESGに力を入れており、こうした積極的な開示活動が各業界で進むとみられる

 会見ではバリューチェーンなどに関連して、ウクライナ情勢についても言及。政府がG7と足並みをそろえ、ロシアからの石炭輸入を削減する方針を打ち出したことに関連し、「一部のプラントには石炭を使う設備があり、ロシア産の石炭が一部使われている。国の方針に従い、別の先からの調達などを粛々と進める」(橋本修社長)との方針を示した。産業界で同様の対応が広がりそうだ。

(12日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)