2022.04.22 リガクが熱分析、蓄熱材料で研究成果環境、コンデンサー評価に活用

水蒸気発生装置(左)と熱分析装置を組み合わせた測定システム

 リガクは、X線分析装置と並ぶ事業の一つ、熱分析装置の提案を強化している。先月、同社の製品を用いた蓄熱材料の研究成果が英学術雑誌に掲載。新たな蓄熱機構の発見として注目された。

 熱分析装置はセラミックコンデンサーの分析でも広く採用される。熱分析機器を統括する取締役専務執行役員の真田佳幸氏は「近年、環境がテーマの開発が目に見えて増えてきた」と語る。

 東北大学金属材料研究所の畠山拓也氏らのグループが、リガク熱分...  (つづく)