2022.04.26 デジタル庁の事務方トップ交代浅沼氏「生活者視点のサービス追求」
記念撮影に応じる牧島かれんデジタル相(左)とデジタル監に就任した浅沼尚氏=26日、東京都千代田区
デジタル庁は26日、事務方トップのデジタル監を交代する人事を発表した。初代デジタル監の石倉洋子氏(73)が同日付で退任し、後任に同庁でデザイン部門の責任者を務める浅沼尚氏(45)が就いた。昨年9月の同庁発足から、1年に満たない異例の早さでの交代となる。
浅沼氏は民間出身で、東芝で工業デザインなどに従事してきた経歴を持つ。同庁の発足時からチーフ・デザイン・オフィサー(CDO)として、国民目線で「UI(ユーザーインターフェース=顧客接点)/UX(ユーザーエクスペリエンス=利用者体験)」を備えたシステムやサービスの具体化に向けて注力してきた。
デジタル監に就任した浅沼氏は新体制に関する記者会見で、「生活者視点のサービスをつくり、それを届けるチームをつくることが使命だ」と意欲を示した。
牧島氏は同日の閣議後会見で、浅沼氏に期待する役割について、「職員がチーム一丸となって良いサービスやシステムを提供できるように力を尽くす。そのための扇の要となってほしい」と述べた。
(28日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)