デリバリーの配達員から、ロボットがロビーで品物を受け取り、ワーカーに直接届ける。そうしたサービスが、東京駅前に8月竣工予定の東京ミッドタウン八重洲にお目見えする。完全なロボットデリバリーは、オフィスビルで初導入の見込み。多くのビルではセキュリティーの関係などから、ワーカーがロビーまで出向くが、そうした接触が不要になる。

清掃ロボも自分でEV利用

　さらに、清掃ロボも完全な省人化ができる。清掃ロボは従来、階をエレベーターで移動する際、人がアテンドする必要があるが、このビルではロボが自分で乗降階を選べるといった自律走行を実現する。

　ビルは、都内で3カ所目の「ミッドタウン」としてオープン予定。開発している三井不動産は、都内の別のビルの自社フロアで検証も進めた。（28日付の電波新聞／電波新聞デジタルで詳報予定です）