2022.04.27 介護ロボ活用に政府が本腰テック利用でサービス向上、見守り支援など

「2022国際ロボット展」でアシストスーツのデモをするアルケリスのブース。主に作業軽減が用途だが、こうしたアシストは介護でも展開が期待される

 介護施設でロボットなどの技術を使い、サービスの質を上げつつ、柔軟な人員配置ができる体制整備に、国が本腰を入れている。介護ロボットの開発支援や、施設の配置人員の見直しなどが進む。

 人手不足が課題になる中、施設でのIoT技術での見守りや移乗支援、ICT機器活用など、テクノロジーでカバーしつつ、新たなサービスにつなげる取り組み。東京都内で先日あった展示会でも、政策担当者らのプレゼンに関心が集まった。

 現場のアンケ―トでは、介護ロボット導入の課題としては、費用面や使い方の習熟といったことが挙げられている。導入のハードルを低くするため、より低コストで使いやすいロボットの開発や、提供の仕方も課題になりそうだ(28日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)