2022.05.17 6月30日から「マイナポイント」事業第2弾保険証利用と口座登録に合計1万5000分付与

「マイナポイント」を紹介する総務省のホームページ

 政府は17日、マイナンバーカードを「健康保険証」として利用したり、カードで「公金受取口座」の登録を行ったりする人を対象に、6月30日からポイントの申し込み受け付けと付与を始めると発表した。

 マイナンバーカード取得者は、医療機関などでカードを保険証として利用。口座に登録することで、給付金の申請時に必要な書類確認の手間を省くことができる。

 保険証としての利用申し込みを行った人に7500円相当のポイントを、口座に登録した人にも7500円相当のポイントを付与。合計で1万5000円分を受け取れる。カードの交付申請を9月末までに行った人が対象だ。ポイントの申し込み期限は2023年2月末まで。

 今回の施策は、カードの普及を後押しする「マイナポイント」事業の第2弾。先行的には、カードを取得してキャッシュレス決済で買い物やチャージを行うと最大5000円分を還元する取り組みを進めている。保険証の利用申し込みと口座登録の両方を行った人には、先行実施分と合わせて最大2万円分を付与する。

 総務省によると、現時点のカード交付枚数は約5600万枚で、普及率が44.3%。牧島かれんデジタル相は同日の閣議後記者会見で、マイナポイント事業の第2弾などを通じてカードの普及促進を図る考えを強調。「22年度末までにマイナンバーカードがほぼ全国民に行き渡ることを目指す」と述べた。