2022.05.27 空質空調ソリューション実験施設を6月開設パナソニック、デザイン起点で創出

「AIR HUB TOKYO(エアハブトーキョー)」

顧客と共創を図り、顧客ニーズ寄り添った空質空調ソリューションを創出する顧客と共創を図り、顧客ニーズ寄り添った空質空調ソリューションを創出する

 パナソニックは、同社初の非住宅空間における空気質の課題解決に特化した、空質空調ソリューションの実験施設「AIR HUB TOKYO(エアハブトーキョー)」を6月1日、東京・日本橋に開設する。

 “空気から、未来を変える"を掲げ、グローバルで空気質への課題に挑戦する空質空調社が開設するもので、同社デザインセンターが中心となり、様々なB2B顧客との共創を図りながら、デザイン起点での空間ソリューションを創出していく。

 パナソニックグループの中で、R&D部門が主幹する研究開発拠点とは別に、デザイン部門が中心となって運営する開発拠点は、初めての試みという。

 近年、デザインの領域では、プロダクトデザインに止まらず、顧客視点・未来志向でのUX(ユーザーエクスペリエンス=ユーザー体験)価値を生み出す広義のデザイン活動が求められている。

 AIR HUB TOKYOでは、こうしたデザイン領域の拡大に合わせ、顧客と共創を図り、顧客の体験を通じ、デザイン起点でのソリューション開発を進めていく。

 スケルトン天井などの自由に設計できる空間に、最新の業務用空質空調連携システムや提案前のプロトタイプを期間限定で設置し、顧客に体感してもらいながら、ニーズを把握し事業性を検証する。心地よさの数値化や表現方法の開発・検証にも取り組む。

 まず今年は、同社のビジネスパートナー(不動産オーナー、施工業者、設計者、管理者、メンテナンス業者など)約50社と共創を進めていく考えだ。

(30日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)