2022.06.07 JAPEX、新潟でCCUS事業調査 複数排出源にパイプライン網検討 東新潟ガス田にCO₂貯留

CO2の貯留を計画する東新潟ガス田

 石油資源開発(JAPEX)は5月30日、新潟県内の主力の陸上ガス田、東新潟ガス田(新潟市東区)を二酸化炭素(CO₂)の貯留地として想定し、CCUS(CO₂の回収、利用、貯留)事業の実用化に向けて調査を始めると発表した。同ガス田の近くにある新潟東港の周辺には工業地帯が広がる。CO₂排出源となる複数の工場などと協力し、回収から貯留までの事業の実現可能性などを調べる。

 東新潟ガス田は1959年に、天然ガスを中心に生産を開始した。ピ...  (つづく)