2022.07.07 富士通、カメラ使わず高齢者見守りへ点群データとAIで新技術開発

富士通コンバージングテクノロジー研究所の増本所長(左)と紺野氏

 富士通は6日、ミリ波センサーで収集した3次元の点群データから、高齢者の転倒など人の動きを推定する新技術を開発したと発表した。粒度の粗い点群データでも高精度に姿勢を推定できる独自の人工知能(AI)を組み合わせ、高齢者の転倒などの異常を検知する。病院や介護施設などプライバシーへの配慮が必要な空間でも、カメラを設置せずにきめ細かな見守りができるようになる。効果を検証し、2023年度中のサービス化を目指す。

 新技術では、国内電波法に...  (つづく)