2022.07.11 【やさしい業界知識】炊飯器銘柄炊き分け機能搭載、IoT化で加熱制御を柔軟に変更

 炊飯器は、高火力で炊き上げられるIH(電磁加熱)式が市場の中心で、出荷台数ベースで全体の約7割を占める。多様化するお米の銘柄に合わせて最適に炊き上げる機能の実装も進んでいる。

 炊飯器は、中国人を中心とした「爆買い」によるインバウンド需要で、2015年度に前年比6.7%増の578万6000台へと市場が拡大。その後もインバウンド需要が期待されたが、爆買いのような状況にはならず、徐々に落ち着きを見せていた。そうした中、20年に入る...  (つづく)