2022.07.14 B&W、NCと音質高めたヘッドホン「Px7 S2」今年の後半には新フラッグシップモデル「Px8」も
オーバーイヤ・ノイズキャンセリング・ヘッドホン「Px7 S2」
Bowers & Wilkinsは、オーバーイヤ・ノイズキャンセリング・ヘッドホン「Px7 S2」を7月下旬に発売する。角度を付けて配置された新開発の40ミリメートルカスタムドライブユニット、再生音のクオリティーに影響を与えることのない高度なノイズキャンセリング、メモリーフォームにより歴代で最高のフィット感を実現したイヤーパッド、そしてプレミアムなマテリアルをふんだんに用いたBowers & Wilkinsならではのラグジュアリーなデザインなど、全てがアップデートされたPx7 S2は、これまでにBowers & Wilkinsが作り上げてきた歴代のワイヤレス・ノイズキャンセリング・ヘッドホンの中で最高の1台と言える。
Bowers & Wilkinsは、並び立つものがないほどに精密かつナチュラル、そして没入感に優れたサウンド、つまりアーティストの意図するTrue Soundを提供することで、世界中の音楽プロフェッショナルからの信頼を集めてきた。数々のアワードを獲得してきた「PX7」の後継モデルであるPx7 S2は、Bowers & Wilkinsが10年以上にわたって作り上げてきたパフォーマンス志向のプレミアムヘッドホンの輝かしい実績を受け継ぐものであり、これまでと同じ哲学の下で設計されている。
Px7 S2には、他に類を見ないほどに解像度に優れたサウンドを実現するために開発された、まったく新しい音響プラットフォームが採用されている。その心臓部には、Bowers & Wilkinsのプレミアムスピーカーから着想を得ながら、ヘッドホンの要件に合わせて新たに開発された専用設計の40ミリメートルカスタムドライブユニットが搭載されている。このドライブユニットは、楽音のニュアンスを細部まで忠実に再現する高速なレスポンスと低ひずみを両立しており、より正確かつ高解像度なサウンドを実現する。また、このドライブユニットは、リスナーの耳との距離を一定に保つため、イヤカップ内に最適な角度を付けて配置されており、よりナチュラルで臨場感の豊かなサウンドステージを実現している。
Px7 S2は、QualcommのaptXTM Adaptiveコーデックをサポートしている。aptX Adaptiveは、高音質、低遅延、音途切れに対する接続性能を兼ね揃えたコーデックであり、無線受信環境の変化に合わせて自動的にビットレートを調整し音切れを回避して最適なオーディオ品質をユーザーに提供する。対応するスマートフォン、タブレット、コンピューターとの組み合わせにおいては、ハイレゾ対応のストリーミングサービスから24ビットの高解像度なサウンドを楽しむことができる。
Px7 S2はUSB-DAC機能(48キロヘルツ/24ビット対応)を搭載しており、USB-Cケーブルでコンピューターと接続すれば、バッテリーを充電しながら高音質な再生を行うことができる。また、3.5ミリメートルのステレオミニジャックを備える機器との接続にも対応している。付属のキャリングケースにUSB-Cと3.5ミリメートルステレオミニプラグ、それぞれのケーブルが同梱されている。
Bowers & Wilkinsのエンジニアたちは、Px7 S2のノイズキャンセリング性能に磨きをかけるため、たゆまぬ努力を重ねてきた。Px7 S2は、音楽性をいささかも損なうことなく不要なノイズのみを高い精度で取り除くために、Bowers & Wilkinsが独自に開発したノイズキャンセリング・テクノロジーを採用している。アップグレードされた6つの高性能マイクロフォンが連携して動作することにより、最高のノイズキャンセリング効果をもたらす。イヤーカップ内の2つのマイクは各ドライブユニットの出力を捉え、イヤーカップ外側の2つは外部の環境ノイズを集音する。そして2つの通話用マイクが話し声以外のノイズを効果的に抑制し、ユーザーの発する声だけを明瞭に伝える。マイクの位置や角度の最適化により、ノイズの多い環境下でも高いパフォーマンスを発揮する。
Px7 S2は、使いやすさにおいても新たなブレークスルーを届ける。Px7 S2は、Bowers & Wilkins Musicアプリで設定、操作が行える最初のヘッドホン。このアプリでは、ヘッドホンとモバイル機器のペアリング、イコライザーによるサウンドの微調整、ノイズキャンセリングとアンビエント・パススルーの切り替え、そしてヘッドフォンのバッテリー残量の確認などが行える。アップデートにより、Bowers & Wilkins Musicアプリからヘッドホンへ直接音楽をストリーミングする機能も追加される予定。
イヤーカップに物理ボタンを装備しているため、スマートフォンが手元になくても素早く、確実な操作ができる。また、左側のイヤカップのボタンをスマートフォンの音声アシスタントの呼び出しに割り当てることもできる。Px7 S2は、1回の充電で30時間の再生ができ、バッテリー残量を気にすることなく1日中音楽を楽しむことができる。また、15分の充電で最大7時間の再生ができる急速充電にも対応している。
このまったく新しいワイヤレス・ノイズキャンセリングヘッドホンPx7 S2は、Bowers & Wilkinsが2022年に発売する一つ目のヘッドホン。そして、今年の後半には、新しいフラッグシップモデルである「Px8」の発売が予定されている。リファレンスレベルの製品として一切の制約を設けることなく開発が行われたPx8は、Bowers & Wilkinsのヘッドホンのプレミアムなデザイン、上質なマテリアル、そして優れたオーディオ性能をかつてないレベルへと引き上げる存在となる。
価格はオープン、店頭予想価格は5万円台後半の見込み。カラーはブラック、ブルー、グレー。