2022.07.19 パナソニック、パビリオンのコンセプト紹介大阪・関西万博の1000日前イベント
キックオフイベントの模様
パナソニック ホールディングス(HD)は18日、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の1000日前キックオフイベントを東京・有明のパナソニックセンター東京で開催した。
ここでは、パナソニックグループのパビリオン名称や、建築家・永山祐子氏が手掛けるパビリオンの外観デザインなどが発表された。
パビリオンのコンセプトは、“解き放て。こころと からだと じぶんと せかい。"で、名称は「ノモの国」に決まった。
パナソニックグループでは、「物と心が共に豊かな理想の社会」の実現、を存在意義(パーパス)としており、これを起点に議論を深めていく中で、様々なモノはココロの持ちようによってその捉え方が変わるものであり、モノはココロを写す、写し鏡であるという考えから思い至った「ノモ」という言葉を用いた。
「ノモの国」では、α世代の子どもたちに、世界の全てはつながっている“循環"の考え方のもと、「つながる世界の中の自分」に気づいてもらう体験の提供を目指す。
パナソニックHDの 小川理子関西渉外・万博担当参与は「子供たちには自分と世界は一つにつながり、世界との新しい関わりのなかで、自分の中に秘められた可能性、天分に気づいて、楽しいワクワクする体験を通し未来への希望を抱いて欲しい。これがパナソニックグループの使命と存在意義にもつながる」と語った。
具体的なパビリオン構成は、「ノモの国」と「大地」の二層で検討。「ノモの国」では、内面世界の冒険をテーマに“解き放て、こころ"など、四つのゾーンで構成し、子どもたちに、「自分にも きっと何かできる! やってみたい!」と感じてもらう体験の場を提供する。
「大地」では、子どもたちと共創する未来をテーマにした、"解き放て、みらい"のゾーンを通じて、地球環境問題の解決に向けたパナソニックグループの取り組みを紹介し、「世界はみんなの思いで良くしていける」と共感してもらう場を提供する。
パビリオンの建築は、ドバイ万博「日本館」の建築設計を手掛けた永山祐子氏が、子どもたちの心が解き放たれる空間づくりを目指し、建築設計を行う。外観は循環の形をした立体的なモチーフが連続し、風で揺らぐような軽やかで自由なイメージを採り入れた印象的なデザインとなっている。