2022.08.01 玄米を白米・胚芽・糠に分ける精米機山本電気が家庭用で初めての製品

家庭用精米機「YAMAMOTO ライスクリーナー 極め胚芽」

 山本電気は、家庭用精米機で初めて「胚芽と糠(ぬか)を分けること」を可能にした「YAMAMOTO ライスクリーナー 極め胚芽」(YE-RC21A)を8月25日に発売する。価格はオープン、市場想定価格(税別)は2万4800円前後。

 これまでお米の胚芽は、白米に胚芽がついた胚芽米として食されていた。一方、精米する際には、どうしても胚芽が削られ、糠と混ざってしまっていた。

 「お米本来の栄養価を余すことなく、おいしく食べてもらいたい」という思いで開発された同機は、精米後に精白米・胚芽・糠に分けることができ、元来、糠と混ざってしまっていた胚芽の取り出しが可能になった。

 胚芽は白米に混ぜて炊飯することで食べやすさはそのままに、胚芽の持つ豊富な栄養を摂取することができる。また、普段の料理に振りかけて楽しむこともできるため、ビタミンB1やビタミンE群、GABAなどの不足しがちな栄養素を普段の食事で補給することができる。

 同機は食品栄養・機能学の専門家である女子栄養大学の五明紀春名誉教授から、「胚芽の持つ豊富な栄養素を食生活に取り入れられることに加え、ふっくらとした食感に、強いうま味とほのかな甘味のあるおいしいご飯が楽しめる」と高い評価を得ている。