英高級オーディオブランドのKEF（ケーイーエフ）は、60周年記念のコレクションを発表した。場所を選ばないワイヤレススピーカーシステムは、音を忠実に再現する「ハイ・フィデリティ」サウンドを、ライフスタイルに合わせて堪能できる。

　KEFは1961年にケント州の元BBCエンジニア、レイモンド・クックが設立。初期の合成素材採用から、業界標準となっている先駆的なリファレンス・シリーズまで、技術革新やデザイン、クラフトマンシップの基盤などで、スピーカー設計の基準となる製品を生み出してきた。

　優れたリスニング体験提供を使命に、同州で代表的製品を開発・製造。革新的スピーカーやサブウーハーは、ワイヤレス・スピーカー、ポータブル・スピーカー、ヘッドホンなどのコレクションへ進化している。

　スピーカーは通常、左右の中心といった「スイートスポット」が決まっているが、同社は独自技術で「スイートスポットが広く、聞く場所を選ばないのが特徴」（担当者）。

　60周年記念の一環として発売された新コレクション「LS60 Wireless」は、著名なインダストリアル・デザイナー、マイケル・ヤング氏と、同社のチームが共同開発した。

　あらゆるストリーミングサービスもサポート。有線接続オプション付きでレコードプレーヤーやゲーム機、テレビに直接接続できる。ロイヤルブルーと、ミネラルホワイト、チタニウムグレーの3種類の仕上げ。価格は88万円（税込み）。

　また「LSX Ⅱ」は、数々の賞を受けているオリジナルのLSXシリーズの後継で、優れた音響技術を採用。モダンでミニマルなデザインで、同じくヤング氏が企画。

　優れたリスニング体験を提供する技術革新と、コネクティビティーもアップデートされ、W2ワイヤレスプラットフォームや接続オプション、幅広いストリーミングなど、最小限の操作で楽しめる。テレビや各種パソコン、ゲーム機、レコードプレーヤーなどへの接続もできる。

　カーボンブラック、ミネラルホワイト、コバルトブルーなど5種類の仕上げ。価格は23万1000円（同）。