2022.08.25 高架化の西鉄・春日原駅にYEデジタルのサイネージクラウド「MMvision」導入28日に 利便性向上と業務効率化に期待
同駅に設置されるサイネージ
西日本鉄道は、28日に高架化される天神大牟田線・春日原駅(福岡県春日市)ホームにYEデジタルが提供するモビリティサイネージクラウド「MMvision」を導入する。西鉄電車への導入は初めてで、上下線ホームに各2基、計4基が設置される。
MMvisionは、お知らせなどを配信する従来のサイネージシステムに加え、遠隔で時刻表や運行情報などを配信できるプラットフォームだ。現在時刻に近い時間帯の時刻表を拡大表示できるほか、ニュースや気象情報、広告の配信も。年末年始などでの変則的なダイヤや緊急時の運行情報の配信もでき、駅のサービス向上にも役立つ。
遠隔でデジタルサイネージの稼働状況の監視やシステム更新ができるため、メンテナンスにかかる負担の軽減も期待される。
技術のベースとなっている「スマートバス停」はYEデジタルと西鉄エム・テックが開発し、全国のバス事業者などで導入が進んでいる。遠隔で時刻表を更新できるためダイヤ改正時の時刻表の張り替え作業が不要となるほか、リアルタイムの運行情報を表示できることから、業務の効率化や利便性向上に貢献している。