2022.08.29 リフォーム、調理家電に注力地域電器店の秋商戦
広島市の平和デンキ舟入本店が訴求するカップボード
秋の気配も感じられる中、各地域電器店は“収穫の秋"に向けて調理家電や白物家電を、冬を控えてのリフォームや暖房機器の訴求に力を入れる。
ライフテクトベック(東京都稲城市)は、秋はリフォームを強化する。同社社長は「暑い夏はエアコン設置で忙しかった分、リフォームは春と秋に力を入れて取り組んでいる」と話す。
「リフォームは、当社からお客さまに提案する場合がほとんど」で、「水回りのリフォーム商品が8月から値上がりしたことが少し心配」と懸念を示す。
新藤電器店(大阪府池田市)は新型コロナ感染症拡大の影響で商品・電材の値上げや合展の中止が続いた。秋商戦は白物家電をメインに据え、営業活動に取り組む。
力を入れて訴求するのは洗濯機と冷蔵庫、ハンディー型コードレスクリーナー。同社は「夏の取りこぼしに対応しつつ、コンスタントに売れている冷蔵庫などの白物家電や新商品の訴求に注力する」と話す。
平和デンキ舟入本店(広島市中区)はキッチン空間の提案に力を入れる。調理家電と合わせ、IHクッキングヒーターなどを訴求するほか、今年は重点商品であるカップボードのアピールにも取り組み、空間全体のトータルコーディネートを提案する。
亘理家電サービス(宮城県亘理町)は、夏物家電販売が一段落。石油ファンヒーターなどの分解掃除の問い合わせや依頼が来ており、暖房器具への取り組みの準備を進める。
(30日付電波新聞・電波新聞デジタルで詳報します)