2022.09.02 フェーズメーション、最高級ハイブリッド・パッシブ・アッテネーターの20周年記念モデル「CM-2200」を発表

コントロール・マイスター「CM-2200」

 協同電子エンジニアリングは同社の高級オーディオブランド「フェーズメーション」の20周年の記念モデルとなるハイブリッド・パッシブ・アッテネーター「CM-2200」を11月初旬に発売すると発表した。

 本機は同社独自の新規アッテネータートランスを採用し従来より鮮度が高く、広大な音場再現を可能にしたという。

 本機の主な特徴としてゲイン(利得)スイッチを追加し、6dB側に切り替えることにより、トランスの利点を活用、+6dBの増幅度をもたせたこと。新規開発の高性能コア材および巻き線材料を採用したこと。バランス入出力対応の巻線仕様を新開発し、バランス対応の音量調整回路用トランスを片チャンネル1個で構成可能としたことで広帯域で優れた周波数特性を確保したこと。ケースを2ミリメートル厚銅メッキ鋼板のシャーシーベース、誘導ハムシールド付きのケースカバーおよびトランス付近に配置された磁気シールドを採用した2重構造とし外部誘導ハムを排除したことなどがある。

 更にアッテネータートランスは、高ダンピングラバーで本体からフローティングされ、外部振動の影響を受けにくくしているほか、フロントパネルはコントロールアンプ「CA-1000」と同等の20ミリメートル厚のスラントパネルを採用。筐体下にはウォルナット材ベースを追加し異種素材による不要振動排除を行なっている。これにより、信号対雑音比の高い再生音を得ている。この他にも高音質パーツを各所に採用し、高音質化を図っている。
 同社は同機を11月初旬に発売予定で価格は180万円(税別)となっている。