2022.09.14 【関東甲信越特集】パナソニック 新商品は体験重視の商談会で

 パナソニックコンシューマーマーケティングLE首都圏社は、4Kテレビの新商品の販売がけん引し、8月は前年同月比で2桁以上の売り上げ伸長となった。この勢いを持続し、秋以降も増販を目指していく。

 新井慎児企画販売網推進部長は「(一斉個展である)夏のパナソニックフェアも全体で2桁以上伸長するなど、来場を含めて好調だった。商品供給では、まだ迷惑をおかけしている商品もあるが、8月は改善されたことも大きい」と話す。8月は4K有機ELテレビの新商品などが販売を底上げし、テレビは前年から4割近く売り上げが拡大。エアコン、冷蔵庫、洗濯機も堅調な販売となり、全体としてもプラス成長を果たしている。

 9月には、新商品の体験会「MSTパナソニックパートナーズ商談会」を開催する。これまでは「先攻商談会」として、さいたま市大宮区の会場に管内のパナソニックショップ(PS)を集めて実施していたが、今回から地区ごとに開催し、体験を重視した展示内容に変更した。

 同時に、秋以降の販促策や新商品の情報をWeb上で配信し、リアルとデジタルを融合した取り組みを加速。8月末時点で管内のPSのうち約3割が視聴している状況だ。

 重点商品では、4KテレビやLED照明などの拡販を強化。社長夫人や女性スタッフを対象とした「パレットセール」と合わせて販売に弾みをつける。合展の開催にも意欲を示しており、8月末時点で7会場を予定。ただ、「新型コロナの感染状況によっては中止になる可能性もある」(新井部長)としている。