2022.10.03 オーディオテクニカがフルオート式のワイヤレスターンテーブル新製品
ワイヤレスターンテーブル「AT-LP3XBT」
オーディオテクニカは、60年にわたるアナログ技術を駆使したHⅰ-Fi設計と、ブルートゥースのワイヤレステクノロジーを融合し、ワイヤレススピーカーやワイヤレスヘッドホンとともに、好きな場所でレコードの音を楽しむことができるフルオート式のワイヤレスターンテーブル「AT-LP3XBT」を7日に発売する。オープン価格、市場想定価格は3万7400円前後(税込み)。
同社は、1962年にレコードの音溝から伝わる振動を電気信号に変換するピックアップカートリッジの製造・販売で創業し、今年で60年を迎えた。82年のCDの登場により、存続の危機にひんしていたアナログレコード市場だったが、2010年以降に再び人気が再燃し、世界的なブームを経た現在ではレコードを楽しむカルチャーがライフスタイルの一つになった。
こうした歴史をたどる中で、同社ではターンテーブルの開発を続けており、17年にフルオートターンテーブル「AT-LP3」を発売した。ロングセラーモデルとして好評を得ていたが、リスニング環境の変化や多様化するユーザーのニーズに応えるため、aptX Adaptive Audioコーデックに対応した高音質のワイヤレスターンテーブルAT-LP3XBTを新たに投入する。
AT-LP3で評価された機能や性能はそのままに、ワイヤレスの利便性が加わることで、レコードの楽しみがさらに広がるモデルとなっている。
油圧式アームリフターにより、レコードの聴きたい位置でレコード針を正確かつ安全に下降・上昇させることができる。スタートボタンを押すと再生が始まり、ストップボタンを押すとトーンアームが上がり、ターンテーブルが停止する。
ワイヤレスだけでなく、有線接続でも簡単にレコードの音を楽しめる。フォノイコライザーを内蔵しているため、付属のオーディオケーブルをアクティブスピーカーにつなぐだけで準備完了。追加機器の購入や面倒な配線など手間は一切ない。
また、国内外で評価の高いVM95シリーズと互換性のあるカートリッジ「AT-VM95C」を付属しており、購入後に別売の交換針で音質のカスタマイズが楽しめるなど、時代に合わせた仕様がふんだんに盛り込まれている。