2022.10.03 世界的データ分析コンペで金賞 MDISの白浜氏所属チームが獲得
三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS)は、世界的なデータ分析コンペティションプラットフォームKaggle(カグル)のコンペティション(Feedback Prize-Predicting Effective Arguments)で、同社社員の白浜広彬氏が所属するチームが金メダルを獲得したと発表した。
このメダル獲得により白浜氏は、同社初のカグルコンペティションマスターの称号を取得した。
同コンペティションは、米国ジョージア州立大学の主催で開催され、米国の子供たちの文章構成の良否を人工知能(AI)で自動評価する課題が設定された。具体的には米国の6年生から12年生までの生徒が書いた文章に含まれる論証の要素を「効果的」「適切」「非効果的」の三つに分類する精度を競うもの。白浜氏によるデータ前処理方法の工夫などが金メダル獲得に寄与した。
カグルは、グーグル子会社のKaggle社が運営するデータ分析コンペティションのプラットフォームで、全世界からデータサイエンティストが参加している。金融・医療・教育などさまざまな分野におけるAI・データ分析の課題が出題され、個人またはチームで高スコアを目指して実力を競っている。
同社は、音声処理ソリューションにおける豊富な実績と高い技術力を強みに、カグルへの参加を通した社員のスキルアップを継続的に支援している。コンペティション参加を通じて得られる自然言語処理の知見を生かして、付加価値の高いソリューションの提供に引き続き注力していく方針だ。