2022.10.11 暗がりの人や車も見えるように 京セラが世界初の「車載ナイトビジョン」開発

システムのイメージ(提供:同社)

 暗闇から人や車がヌッと現れ、ハッとするドライバーは多い。ヘッドライトだけでは、夜間や雨、霧などの際に気づくのは難しい。自動運転、ADASなどに関連して、センシング技術の取り組みも盛んで、LiDAR開発も進むが、特徴に応じて、複数のツールを組み合わせる必要がある。

 京セラは11日、世界で初めて、白色光と近赤外光一体型ヘッドライトを搭載した「車載ナイトビジョンシステム」を開発した、と発表した。視界が悪い環境下でも、従来のヘッドライトなどでは見えない障害物などを高精度に認識。ディスプレーなどに表示したり、自動運転に連携したり、安全な運転を支援する。

 開発した技術は、幕張メッセで来週開催の「CEATEC」や、米ラスベガスで来年開催の「CES」でも披露する。
(12日、13日の電波新聞・電波新聞デジタルで詳報予定です)