シャープは25日、ミニLEDバックライトを搭載した高精細4K液晶テレビのフラッグシップモデル「AQUOS XLED」の第２弾「EP1ライン」5機種を発表した。55V型から75V型まで5インチ刻みで画面サイズを用意し、設置場所に合うテレビを選べるようにした。55～70型は11月19日、75型は2023年1月28日から順次発売する。

　EP1ラインは、従来比約72倍の明るさのミニLEDバックライトと1000以上のエリアに分けて明暗を制御する技術により、高いコントラストと従来の液晶テレビと比べ3倍以上のピーク輝度を実現した。部屋の明るさに応じて輝度調整できるようにしたことで、視聴環境に合わせた最適な映像が楽しめる。

　画像処理エンジンも刷新。新エンジン「メダリストS4X」には、人工知能（AI）による映像認識と視聴環境に応じた最適な画質への自動調整を行う「環境センシング」機能を搭載した。

　音質もこだわり、映像と音声を一体化し没入感のある立体音響を実現したスピーカーシステムには新スピーカーユニット「パワーボイススピーカー」を採用。立体音響技術「ドルビーアトモス」にも対応し、音域特性が違う5種類11個のスピーカーにより、クリアな立体音を実現した。

　市場想定価格は税込みで36万3000～73万7000円。

（26日付電波新聞／電波新聞デジタルで詳報します）