2022.11.11 ラックスマンがプリメインアンプの最新モデル、独自の増幅帰還回路搭載
プリメインアンプのフラッグシップモデル「L-509Z」
ラックスマンは、同社プリメインアンプの新たなフラッグシップモデル「L-509Z」を12月から発売する。価格(税込み)は99万円。
同機は、2017年に発売されたプリメインアンプのフラッグシップモデルL-509Xの心臓部=増幅回路ODNFを完全刷新。ステレオパワーアンプM-10X、プリメインアンプL-507Zに次いで、次世代のアンプ回路を担う高音質・増幅帰還エンジンとして開発された「LIFES」を、ディスクリート構成のプリアンプとパワーアンプの両回路に初めて同時搭載し、プリメインアンプとしてかつてない規模の増幅回路による高次元の音楽性を獲得している。
音量調節をつかさどる電子制御の高音質アッテネーター機構LECUAは、新たに採用されたロータリーエンコーダーに独自開発の重量回転メカを組み合わせ、これまで以上にスムーズで精緻感のある音量調節を可能としたLECUA-EXへと進化した。
機能面では、現代の音楽リスナーに必要とされるオーディオアンプとしての利便性をさらに充実させるため、音量を確認しやすい7セグメントLEDによるレベル表示や、オーディオソースの一つとして完全に復活したアナログレコード再生をより本格的に楽しむための3段階ゲイン切り替え付きフォノアンプ回路、また積極的に音質をコントロールしてもらうために中音域専用ボリュームを増設した3バンドのトーンコントロール機能、グラウンド配線左右独立のφ4・4ミリメートルヘッドフォン出力端子を新設。さらにほかのオーディオ機器との電源連動を可能にするトリガー入出力端子、外部コントロール端子の装備など、音楽再生のさまざまな場面で有用となる仕様も万全だ。
L-509Zは、2025年に創業100周年を迎えるラックスマンが、クオリティーを一切妥協しない一体型アンプの究極形態である「ワンボディセパレート」の思想をさらに推し進めたフラッグシップモデル。力強く豊かな音楽性と、1台で多機能を賄うユーティリティー性を理想的なバランスで両立した。