2022.12.05 エンジニア志望の学生向け交流会、福岡県飯塚市

イベントの様子

 【福岡】ソフトウエア技術者を目指す学生やITエンジニアを対象としたイベント「e-ZUKA Tech Night」(主催=e-ZUKA Tech STUDIO)がこのほど、福岡県飯塚市のカフェとオンラインで行われ、約40人が参加した。

 イベントは、市内にある九州工業大学や近畿大学の理工学系キャンパスに通う学生らに、企業の現場にいるエンジニアや起業家たちと交流してもらうことを目的に、2011年からほぼ隔月のペースで開催してきた。

 56回目となった今回は、ネットショップ作成サービスのBASEで上級執行役員を務める「えふしん」こと藤川真一氏が、「エンジニアのキャリア」をテーマに講演した。

 藤川氏はFA装置メーカーやWeb制作会社を経て、携帯端末向けツイッタークライアント「モバツイ」を開発して起業した。

 自身の過去の経験を振り返りつつ、「やらされてする仕事では心が病んでしまうことが多いが、やりたい仕事であれば少ないと思う。仕事を自分事にできる人が強い」と語った。その後、エンジニアや学生、研究者がライトニングトーク(短いプレゼン)を行い、自身の取り組んでいることやビジネス、テクノロジーなどについて発表した。

 初めて参加したという九工大1年の黒瀬海耀さんは「自分の技術を使って、大きな仕事をしてきた方の話が聞けて参考になった。参加してよかった」と話した。