2022.12.12 【この一本】「トゥモロー・モーニング」(配給:セテラ・インターナショナル)

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 映画・舞台版「レ・ミゼラブル」でエポニーヌ役を、ブロードウェイ版「プリティ・ウーマン」で主人公ヴィヴィアン役、ウエストエンド版「アナと雪の女王」でエルサ役などを演じたサマンサ・バークス。

 ミュージカル「オペラ座の怪人」で史上最年少の28歳で主役ファントム役に抜擢され、「レ・ミゼラブル」のジャン・バルジャン役でブロードウェイ・デビューを果たしたラミン・カリムルー。そんな二人の映画初共演作。

 ロンドンのテムズ川沿いに暮らすキャサリン(バークス)とビル(カリムルー)。画家と小説家になることをそれぞれ夢見て、大恋愛の末に結婚した二人。10年が経ち、かわいい子どもにも恵まれ、キャサリンは現代アートの有望作家、ビルは売れっ子コピーライターとして成功していたが、いつの間にか心がすれ違い離婚を決意していた。離婚前夜、ふたりは出会った頃の結婚前夜の記憶をたどりはじめる…。

 ミュージカル好きはもちろん、ミュージカル初心者でも楽曲の心地よさに見入ってしまうだろう。過去と現在のコントラストが観客を飽きさせない。

 日本でミュージカルコメディー「パジャマゲーム」の振り付けを担当したニック・ウィンストンが監督を務めた。
16日からYEBISU GARDEN CINEMA、シネスイッチ銀座ほか全国公開。