デジタル庁は19日、行政手続きのオンライン窓口「マイナポータル」の利便性を高めた実証アルファ版の提供を始めた。スマートフォンで利用できる窓口で、マイナポータルにある各機能を簡単に見つけられるようにした。利用者の意見や要望を踏まえ、今後も改善や機能追加に取り組む方針だ。

　同庁は、マイナポータル利用者からの「機能を見つけづらい」「操作が難しい」といった声を踏まえ、より使い勝手を高めたサービスへと改善。目的の機能にアクセスするまでの手間を減らした。

　例えば、薬剤や医療費の記録を簡単に振り返ることができるようにした。「子育て」や「介護」などのライフイベントという観点から、手続きを把握することもできる。

　さらに同庁は、データに基づくオープンな政策の立案や推進の一環で、政策関連のデータを一元的に表示する「政策データダッシュボード(ベータ版)」を同日公開した。マイナンバーカードの申請件数や交付枚数のほか、カードと健康保険証をひも付けた件数なども一覧できる。
（21日付電波新聞／電波新聞デジタルで詳報します）