2022.12.21 【ミリ波】旧ソ連を巡る映画二題
ロシアがウクライナに侵攻して300日がたった。電力施設など生活に直結するインフラを狙い撃ちして厳しい寒さをも武器にして市民を苦しめている▼旧ソ連を巡る映画が相次いで公開されている。一つは「ラーゲリより愛を込めて」。作家で歌人の辺見じゅん原作「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」(1989年)の映画化だ。シベリア抑留者から戦後12年目に届いた遺書の実話。発表時に著者にお会いしたが、若き兵が苦悩し懸命に生きた戦禍の記憶を伝えたいと強い思いを語っていた▼も... (つづく)