2023.01.25 【ネプコンジャパン/オートモーティブワールド特集】進化を続けるインテリジェントファクトリー

完全自動で365日24時間稼働へ デジタルツイン活用なども

 ドイツが第4次産業革命に位置付ける生産革新を「インダストリー4.0」として、2011年に提唱してから10年超が経過した。

 今では「製造業のDX」「工場のDX」などに置き換えられることが多いが、目指すところは同じであり、IoTやAI技術、ロボットなどを活用して生産効率を大幅に向上させる製造業の動きはますます活発になっている。

 日本をはじめ先進国の多くは少子高齢化を迎え、発展途上国においても若い層の製造業離れが進んでいることから、省人化を目的とした工場のインテリジェント化、スマート化は不可欠になっている。

 生産設備の稼働状況をセンシングしてデジタルデータ化する「見える化」から始まった工場のインテリジェント化は、その後進化を続け、センシングデータを分析して装置の故障を予知したり、装置同士をつないで(M2M)不良生産が発生した場合には人を介さずに装置間のデータのやり取りで原因を突き止めて自己完結で自動的に修正する、と言ったことが現実に行われるようになってきた。

 IoTを活用し、リアル空間のフィジカル(物理的)な情報をバーチャル空間に送り、その空間内にリアル空間の環境を再現することで、スマートファクトリーの導入や運用をモニタリングやシミュレーションするデジタルツイン技術の活用も進んでいる。IoT技術を活用した生産システムは、製造業の生産性を革新的に向上させ、最終的には工場の無人化、全自動生産化を実現する。

 365日24時間止まらずに稼働し続ける「オートノマスファクトリー」の時代が到来している。きょう25日開幕の「ネプコンジャパン」でも、近未来の実装工場が体感できそうだ。