2023.02.01 走る蓄電池でエレベーター継続運転 日産と日立ビルシステムが普及に向け協創

V2Xシステムを活用し日産自動車の軽EV「サクラ」から給電している様子=東京都足立区

 日産自動車と日立ビルシステムが、電気自動車(EV)から給電する仕組みで停電時にもエレベーターを継続利用できる「V2X(ビークル・ツー・エックス)システム」の普及に向けて協創活動に乗り出した。両社はEVをビルの非常用電源として生かす可能性に注目し、実証実験を重ねる。日立ビルシステムが2030年中の実用化を目指す。

 V2Xは、自動車と多様なモノを接続したり相互連携したりする技術の総称。1月27日にV2Xシステムに関する発表会が日...  (つづく)