2023.02.07 富士通やドコモなど、回路規模を大幅低減 マルチセクタアンテナ実装の5G屋内基地局を開発

 富士通と横浜国立大学、NTTドコモ、日本電業工作は共同で、高速通信規格5Gの電波をアンテナ一つで全方向に届けるマルチセクタアンテナを実装した屋内基地局装置を開発した。1月末に実証実験に世界初の実証実験に成功。回路規模を従来の10分の1に低減し、低消費電力と小型化を実現する。

 5Gなどで使われる高周波数帯の電波は直進性が強く減衰しやすいため、これまでは全方向へ電波を届ける四つ以上の基地局アンテナが必要だった。今回の実証実験では...  (つづく)