2023.02.08 【電波時評】「潜在カーボンクレジット」実現に期待

 NECと慶応義塾大学が、二酸化炭素(CO₂)の排出を抑制する新たな構想を打ち出した。防災対策を実施したことによって、どの程度CO₂排出を抑制できるかを算出し、「潜在カーボンクレジット」として金融商品化する試みだ。

 両者は、水害で被害を受けた建物や橋を再建する際に、がれきの撤去や新たな材料の輸送、工事に使う重機から排出される大量のCO₂に着目した。

 将来起きうる災害に対し、センサーや人工知能(AI)を活用...  (つづく)