2023.02.10 【この一本】「エンパイア・オブ・ライト」(配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン)

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 「アメリカン・ビューティ」(1999年)、「1917 命をかけた伝令」(2019年)などのロジャー・ディーキンス監督作。舞台は1980年代の不況と社会不安が渦巻くイギリス南岸の静かなリゾート地。そこに生きる人々の絆と“映画と映画館という魔法"を描くヒューマン・ラブストーリー。

 地元の人々に愛されている映画館・エンパイア劇場で働くヒラリー(オリビア・コールマン)は、心に闇を抱えながらも職務を全うしていた。そんな彼女の前に、夢を諦めて映画館で働くことを決めた青年スティーヴン(マイケル・ウォード)が現れる。過酷な現実に対面しながらも、少しずつ心を通わせていく。前向きに生きるスティーヴンとの交流を通して、生きる希望を見いだすヒラリーだったが…。

 「もう少し若ければ」「生まれた家が違えば」と、どうにもならない現状を言い訳にしたくなる場面がある。その中で、もがきながら前に進もうとする人は報われてほしい。前に進むのに年齢も性別も関係ない。

 23日からTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。