2023.02.10 電動ローラーに載って商品がレジに ヤマダが高崎の新店に新システム導入
降雪にもかかわらず来店客が途切れない「YAMADA web.com高崎問屋町店」
電動ローラーに載った商品がレジまで届く――。ヤマダデンキが10日にオープンした新店「YAMADA web.com高崎問屋町店」(群馬県高崎市緑町)には、店舗DXを生かしてこんな新システムが導入された。
新店は、都市型店舗並みのアイテム数に加え、EC(電子商取引)サイトからの注文・出荷にも対応するネットとリアルの融合店。売り場には、タッチ操作で在庫情報を確認できる商品購入カード発券機が合計39台設置されている。そこから掃除機や炊飯器などを注文するとレジ裏にある商品棚の電子棚札が点滅。商品の場所がすぐに分かり、担当者がピックアップして電動ローラーでレジまで送るだけで済むようにした。
大脇史敬店長は「台車を使ってカウンターまで商品を運ぶ往復作業が不要になる。業務効率が上がる」と強調する。
オープン当日は朝から雪が降り積もる天候となったが、平日にもかかわらず開店前には200人近くが並んだ。約5300平方メートルの2フロア構成の売り場で、近隣を軸に幅広い客層の取り込みを目指すとともに、ECの出荷拠点として県外を含む広域もカバーすることを狙っている。
(14日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)