2023.02.17 AI内蔵で被写体自動追尾 ソニーが業務用リモートカメラ新製品
PTZオートフレーミング機能搭載の4K旋回型カメラ「SRG-A12」(左)と「SRG-A40」
ソニーは17日、ハードウエアとソフトウエアを融合した同社独自技術で生まれた業務用リモートカメラの新製品を発表した。
これまでの高画質のカメラ性能や使い勝手の良いリモート運用性に加え、新たに開発したAIアルゴリズムを内蔵することで実現した「PTZオートフレーミング機能」を搭載した4K対応の旋回型カメラとして、光学20倍で超解像30倍ズームの「SRG-A40」と光学12倍ズームの「SRG-A12」の2機種を展開する。両機とも6月15日に発売予定だ。
同社は省人化や省力化を実現するリモートカメラにAIを活用し、さらなる業務の効率化を可能にした。
主な特長として、パン・チルト・ズームの3軸による自動追尾を実現し、用途に応じて全身・上半身・クローズアップから選択できるきめ細かいカメラアングル設定が可能だ。また、ディープラーニング活用による内製開発AIアルゴリズムによる骨格・頭部位置・見た目特徴量の検出を組み合わせて、カメラ内でリアルタイムに実行できるとともに、素早い動きや横向き、非追尾被写体との交差、マスク装着などの多様なシーンに対応する圧倒的な追尾性能や、被写体の動きに合わせて最適なフレーミングを調整しながらカメラが自動旋回するなどの特長を持つ。
同社はさまざまな業種・幅広いアプリケーションでの活用を想定しているが、特に文教・企業市場に注力するという。
(21日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)