2023.02.27 【電波時評】大規模災害とコミュニティーFM放送

 最近、コミュニティーFM放送局の廃局が相次いでいる。それらの中には阪神・淡路大震災時の教訓から開局されたものも含まれることが気になる。これらの局は聴取者の減少だけでなく、行政からの補助金が打ち切られて廃局となっている。つまり、災害から30年近くもたち、当時の記憶の伝承が行政機関内でも適切に行われているのか心配になるのだ。

 たしかに、コミュニティー放送の役割の一つとされている「地域振興」や「コミュニティー情報の入手」などはSN...  (つづく)