高効率形LED投光器　「光害対策形」を開発　環境省ガイドライン準拠

　岩崎電気は、高効率形LED投光器「LEDioc FLOOD AVANT（レディオック フラッド アヴァン）」で、環境省が策定している「光害対策ガイドライン 光環境類型 E1」に準拠した「光害対策形」を新規開発し、受注を始めている。

　同LED投光器は、独自開発した反射板とレンズにより、上方向への漏れ光を制御して照射面方向へ有効に利用する。全配光タイプながら環境省策定の光害対策ガイドラインの光環境類型　E1基準をクリアし、施設周辺への漏れ光の影響を抑えることができる。

　光害対策ガイドラインでは、指定された方向への最大光度を2500以下、最大鉛直面照度を2としており、基準軸（器具中心）から上方15度の実光度は2500以下に設定されている。

　演色性の高い光害対策形で110ルーメン／Wを超える高効率を達成したのも特徴だ。同等の明るさの一般形LED投光器と比較して約22％の消費電力を削減できる。

　さらに高効率な「高効率タイプ」（Ra70）も特注で対応する。

　照明制御の国際標準規格「DALI」に対応。1台ずつ個別制御できるため、用途に合わせた細かな照明制御を行える。無線制御システム「Wi-CONNECTY（ワイ　コネクティ）」との組み合わせで、制御信号の無線化も可能だ。

　海岸線から300メートル以内の施設でも使用可能な重耐塩仕様となっている。また、初期照度補正機能を搭載し、寿命末期まで一定の明るさを維持。設計照度を上回る設置初期の明るさを抑えて無駄な電力を削減し、省エネに貢献する。電源ユニットを内蔵しており、省施工で導入できる。