2023.03.17 第98回放送記念日記念式典、NHKホールで
記念式典であいさつする稲葉会長
3月22日は放送記念日。1943年に「放送記念日」として制定され、今年で98回目を迎える。
第98回放送記念日の記念式典が17日、NHKホール(東京・渋谷)で行われた。
記念式典で、NHKの稲葉延雄会長は「NHKはメディアを取り巻く環境が急激に変化する中にあっても、公平公正で確かな情報を間断なく届け、視聴者の日々の判断の拠り所となりたいと考えている。また、質の高いエンターテインメントを提供することで視聴者の生活がより豊かで文化的なものになるよう貢献していきたい」と語った。
一方で、2月1日は日本のテレビ放送が開始して今年で70年という節目の年を迎えた。
稲葉会長は「カラー化や衛星放送の開始、デジタル化、高精細化とさまざまな技術革新を経ながら、NHKと民間放送の二元体制のもと互いに切磋琢磨しつつ大きく成長を続け、国民的なメディアとして視聴者とともに歩んできた」と述べ、2025年には日本のラジオ放送開始から100年を迎えることについて、「今後世紀を超えてさらなる発展を続けるよう全力で取り組んでいく」と強調した。
式典に併せて、第74回NHK放送文化賞に放送事業の発展や放送文化の向上に貢献した7組の贈呈式も行われた。今回でこれまで受賞者は484組となる。
(22日付電波新聞・電波新聞デジタルで詳報します)