2020.02.05 半導体大手3社 業績回復基調 DCと5Gがけん引

 半導体市場は経済の先行き不透明感から18年後半以降急速に悪化し、19年売上高は4年ぶりに前年比マイナスとなった。しかしデータセンター(DC)や次世代高速通信規格5G向けの需要増で、業界ビッグ3のうち米インテル、台湾TSMCは下期に入って好転。メモリー価格下落で苦戦が続く韓国サムスン電子にも復調の兆しが見えた。足元では新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大で経済停滞の懸念が広がるものの、中長期的な需要の伸びをにらみ、各社は積極投資で攻勢をかける。  (つづく)