2020.02.04 【コネクタ総合特集】グローバル需要 最多が「10%未満の増」

コネクタ需要予測

 20年(1-12月)の「国内」および「全世界」のコネクタ需要予測を聞いた。

 国内需要では、回答14社中、最も多かったのは「10%未満の増」の7社。次いで「前年並み」が6社となった。「減」とした企業も見られている。

 全世界需要については、回答14社中、最も多かったのは「10%未満の増」とした11社で、全体の約8割を占めた。「2桁以上の増」を予測した企業は1社にとどまり、「減」とした企業も1社見られている。

 コネクタ需要は、13年以降、堅調な成長が続き、特に16年から18年前半にかけて高い成長を遂げた。18年秋以降は、米中貿易摩擦激化に伴う中国景気低迷や設備投資需要減退などにより、軟調な推移となっている。

 20年についても、市場の先行きへの不透明感は強いが、全体としては「国内」「全世界」ともに、緩やかな回復が予想されている。

 ただし、直近の中国で発生した「新型肺炎」による世界経済への影響などについては、今回のアンケート結果にはあまり反映されていない見込み。