2023.04.03 【電波時評】食用培養肉の社会実装に期待

 未来の食べ物と言われる培養肉の社会実装に向けて産学が動き始めた。独自の3Dバイオプリント技術で筋肉組織構造を作製する研究開発に取り組む大阪大学大学院工学研究科の松﨑典弥教授グループと島津製作所、伊藤ハム米久ホールディングス、凸版印刷、シグマクシスの4社が先月、培養肉未来創造コンソーシアムを設立。2030年ごろに世界に先駆けて食用培養牛肉の商品化、量産化を目指す。

 コンソーシアムは5者が運営パートナーとなり、多様な領域からR&...  (つづく)