2023.04.06 通信文化協会が「第68回前島密賞」贈呈式

:前島密賞の贈呈式の様子

 通信文化協会は6日、郵政・情報通信・放送の各事業分野の進歩発展に著しい功績のあった人や団体に贈られる「第68回前島密賞」の贈呈式を行った。

 前島密賞は1955年に逓信事業の創始者「前島密」の功績を記念して創設された。2021年は現役で活躍され今後も一層の功績が期待される人に贈られる「奨励賞」が新設された。

 今回の前島密賞の受賞者は合計28名・1団体(14件)、奨励賞の受賞者は4名。これまで計1181名・団体に贈られている。

 今回の各受賞者に同協会の團宏明会長から賞状と記念品が授与された。

 同協会の髙橋亨理事長は、郵政・情報通信・放送の各分野は人々の生活に欠かせない重要なインフラだと強調し、「当協会として今後ともさらなる発展に貢献できるよう引き続き尽力していく」と挨拶した。

 来賓祝辞として、総務省の柘植芳文総務副大臣は「社会全体のデジタル変革のために、デジタル田園都市国家構想の実現に全力で取り組んでいる。総務省では5Gや光ファイバーなどのデジタル基盤の整備や郵便局の活用を含めた地方の課題を解決するためのデジタル実証などの施策を進めていく」と述べた。

 同日に、今回受賞された日本ITU協会の前田洋一氏より、「標準化と共にあった私の三十年」をテーマに記念講演も行われた。