2023.04.10 【電波時評】姿を現したIOWNサービス

 NTTが主導する光通信基盤構想「IOWN」がいよいよ具体的な姿を現し始めた。初の商用サービスとなる「APN IOWN1.0」の提供が先月スタート。APN(オールフォトニクス・ネットワーク)で電気信号への変換を経ず、利用通信網の全ての区間を光で伝送する。

 IOWN1.0の特長は特定の2点間を100ギガbpsという高速大容量の光波長、しかも独占的に帯域を使用できる「占有型」で、他ユーザーの通信状況の影響を受けずに利用できる点。つ...  (つづく)