2023.04.10 各地域電器店 エアコン、冷蔵庫など梅雨や夏到来見据えて提案

イベントで商戦を盛り上げているトーホー家電ワーク可児

 進学や就職に伴い、新たに独り暮らしを始めた人に向けた「新生活フェア」が一段落し、各地の地域電器店では梅雨や夏の到来を見据えて、エアコンや冷蔵庫、エコキュートなどの販売に力を入れ始めた。

 パナソニック系のフォーエスつくばハギヤ(茨城県阿見町)は、エアコンの夏の本格稼働を前に、3月から女性スタッフが顧客宅のエアコンの点検活動を始め た。3年前から、スタッフが点検予約を取って行っている。

 パナソニック系のユーデンはらぐち(福岡県久留米市)も夏に向けてエアコンの提案を進めている。5月から6月にかけて恒例の「エアコン祭り」を実施し、エアコンの増販を図る。

 パナソニック系のトーホー家電ワーク可児(岐阜県可児市)は、花粉症や梅雨、省エネ対策の家電・設備の販売を強化している。

 春のキャンペーンとして2、3月は花粉症対策の空気清浄機を。4月からは梅雨前対策として除湿器や衣類乾燥機、冷蔵庫の販売に力を入れる。

 エコキュートもよく売れており、補助金の活用も可能な高機能タイプが選ばれている。光熱費の低減に関心が高く、太陽光発電システムや蓄電池、電気自動車(EV)充電器などの活用も進む。

 日立チェーンストールのエコー園部店(和歌山市)もエコキュートの提案に力を入れる。同店店長は「購入後、10年ほどのタイミングで買い替えるお客さまが多い。故障で不便な生活にならないように、こちらからお声がけをしている」と話す。

 (11日付電波新聞、電波新聞デジタルで詳報します)