2023.05.08 【ミリ波】月をながむれば

 成功すれば民間初の月面着陸だった。日本のスタートアップが6年で挑んだ事業。重さ340キログラムの宇宙船は月面降下を始めたが最終局面で通信が途絶えた。燃料切れで落下衝突したとみられる▼先般の宇宙航空研究開発機構などによる新型ロケット初号機の打ち上げ失敗や、国産ジェット機の開発断念など、宇宙航空産業を巡る残念なニュースが続く。日本企業ではないが、九州の宇宙港から衛星打ち上げを計画していた企業は破産を申請した。それだけ宇宙事業は課題が多く多難を極める▼...  (つづく)